大階段
この階段のホール(建物の中央に位置)は、建物の中でも非常に大きな部分を構成しています。床面は、石目の入った白大理石と緑のカンパン産大理石による素晴らしい碁盤目状の模様となっています。緑は小トリアノンを彩る代表的なカラーで、庭園の緑の草木の色が反映されています。壁の彫刻は、オノレ・ギベールが古代美術からインスピレーションを得て1765年に完成したものです。2階の踊り場の窓間壁には、メドゥーサの頭の装飾が施されています。また、錬鉄と金メッキブロンズの豪華な手すりは、
錠前職人フランソワ・ブロショワによる傑作で、かつてルイ15世の頭文字があった場所にマリー=アントワネットの頭文字「MA」が配されています。
衛兵の間
王宮内のこの大きな部屋では、衛兵たちが控えていました。19世紀半ばまで維持されたこの部屋の機能は、模造切石による壁面の装飾、大きめの板を用いたはめ木の床、収納家具など、簡素な装飾にも示されています。当時はこの部屋に簡素な寝台、マットレス、毛布が置かれていました。
ビリヤード室
高い羽目板で装飾されたこの大きな角部屋は、その本来の目的を保っていました。かつてこの部屋にはルイ15世のビリヤード台が置かれていて、当時配されていた2脚の長椅子と腰掛には花模様の美しい更紗生地が張られていました。1784年にマリー=アントワネットがこのビリヤード台を1階から2階に移動させ、1階には将校用の簡素なビリヤード台が置かれるようになりました。
料理保温室
この部屋は、王家の人々に供する料理を温め直すための専用の場所でした。実際の厨房は、そこから生じる様々な害が王宮に及ばないよう、宮殿から離れた付属の建物内にあったのです。
この部屋はガブリエルの設計による傑作で、念入りに組み合わされた石材による素晴らしい構成を誇り、見事な平たい丸天井で覆われています。煙道付きの大きな煙突が残っており、その右側には図面と記録に従って菜園が復元されています。