ラトナの泉水
オヴィデウスの「変身物語」に着想を得たラトナの泉水は、リュキアの農民たちの罵りから子供たちを守ろうとし、ジュピターに仕返しを要求するアポロンの母とディアナの伝説を描いたものです。ジュピターはそれを聞き入れて蛙とトカゲに変身させてしまいました。
中央の大理石部分は、マルシー兄弟により彫刻され、ラトナと子供たちを表しています。1670年の当時、この全体の彫刻は岩の上に立っていました。この彫刻の周囲には半分水面から体を出した状態の6匹の蛙が取り囲み、泉水の外側の芝生の、少し高くなった台の部分に24匹の蛙が配置されていました。そして女神は宮殿の方に視線を向けていました。この配置はジュール・アンドゥアン=マンサールにより1687年と1689年の間に変更されました。岩の代わりに大理石の同心円を描く土台が作られ、ラトナのグループは大水路の方向を向くようになったのです。ラトナの泉水は、2つのトカゲの泉水がある花壇の方に広がっています。

