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国王の大いなる愉しみ

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1668年7月18日

ルイ14世の催した第2の祝宴、国王の大いなる愉しみは、エクスラシャペルの和平後の国王の栄光を讃えるという大きな目的をもっていた。この和平により、フランドル地方のいくつかの街(リル、ドゥエ、ダンケルク)がフランスに合併された。ルイ14世の催した祝宴の中でも最も豪華なものだった。

スペインに対する勝利を祝うため、ルイ14世はその勝利に見合った祝宴を開くことを決めた。王はこの祝宴のために11万7000リーブルという途方もない額のお金を使った。これは、1668年にヴェルサイユで使った額の3分の1に相当するものであった!さらに王は、この祝宴が1664年に行われたものとは大きく異なるものにしたかった。前の祝宴は夏の1日だけに行われ、特にテーマもなかったが、今度の祝宴はあるテーマに沿ったプロムナードであり、非常に豪華であっといわせる趣向を凝らしたものになるはずだった。

サン=ジェルマンから到着した王はその午後の終わりに、庭園の中で最も高く吹き上がる噴水を持つ完成したばかりのドラゴンの泉水を訪れてこの楽しみの宴を開始した。続いて王は客たちを星の木立ちでの素晴らしい軽食に招いた。テーブルの上には果物や肉を山と積んだ皿や酒壷が所狭しと並べられ、その場を飾る舞台装置となっていた。

軽食の後、宮廷の人々は四輪馬車やお輿に乗って、後にサトゥルヌスの泉水が作られる四つ辻に向かい、初演となるモリエールの「ジョルジュ・ダンダン」を観劇した。劇は、ヴィガラーニの作っただまし絵の劇場で上演された。32個のクリスタル製のシャンデリアに照らされたこの劇場にはタペストリーが壁に掛けられ、ゆりの花の模様のついた青地の布が天井を覆っていた。

続いて宮廷の人々は、後にフローラの泉水となる場所の右に作られた、格子細工で囲まれた青天井の八角形の大きな部屋で行われた饗宴に招かれた。テーブルの中央には、噴水盤と銀製の食器類で飾られた大きなビュッフェの台が置かれていた。饗宴の後には、後にケレースの泉水が作られる場所の四つ辻に設けられた部屋で、舞踏会が催された。この部屋の形も八角形をしており、ロカイユ装飾が施された洞窟が作る青々とした回廊を抜けたところに作られていた。ル・ヴォーによって作られたこの部屋は、大理石や斑石によって覆われているかのようだった。

祝宴は華麗な花火のスペクタクルで幕を閉じた。広大な庭園のはずれから、室内に明かりがともった宮殿を遠くに望むことができた。その前方にはラトナの花壇と「緑の絨毯」に沿って明かりに照らされた彫像や色塗りされた壷が光に浮かび上がった。正に夢のような美しさだった!

この贅を凝らした祝宴は、その演出においても舞台装置においても、バロック時代の祭典の頂点に立つものであった。とりわけこれによって国王がヴェルサイユに対してますます興味を抱いていることが明らかとなった。ヴェルサイユは間もなく祝宴の場から統治の場へと変わるのだった。