ヴェルサイユ宮殿と切り離すことのできないこのオペラ劇場は、宮廷劇場の典型的な一例であり、その建築上の構成、装飾、技術及び舞台装置の面からみても、ヴェルサイユの領地内でも第一級の要素をなしています。
このオペラ劇場の建設は、当初、1682年にジュール・アルドゥアン=マンサールに設計が依頼され、アンジュ =ジャック・ガブリエルが建築の指揮を執り、1770年、未来のルイ16世の結婚式の日に落成式が行われました。 ルイ=フィリップ時代にフレデリック・ヌヴーによって大幅に改装されたこの広間は、1871年には劇場としての役割を失って上院の議事堂となりました。その後アンドレ・ジャピーが指揮した大規模な工事を経て、1957年になってようやく、アンシャン・レジームでの劇場としての姿を取り戻したのです。