王妃の大居室内に位置する グラン・クヴェールが催された控えの間は現在、2009-2010年の大きなプロジェクトとして修復中です。この王の夕食の間には、素晴らしい絵画がありますが、長い時代と共に傷みが進んでいます。修復し、元の姿に戻す作業に10ヶ月以上を要します。
ルイ14世は毎晩10時に家族や大勢の宮廷人に囲まれてグラン・クヴェール(公式晩餐)をとりました。宮廷が注意深く見守る中、1時間ほどのその晩餐の間に、料理やデザートが次々と台所から列をなして運ばれてきました。
グラン・クヴェールが催された控えの間は、衛兵の間から平和の間まで続く王妃の大居室の一連の部屋の中にあります。戦争の神マルスに捧げられた装飾は、1671年から1680年にかけて施されたもので、古い神話をもとにした一連の絵は、カリアの女王アルテミスといった、「強い女性」の勇壮な戦いの場面を描いています。
修復チームが修復作業を行っているグラン・クヴェールの天井 © EPV/ Christian Milet
14名の修復専門家が現在この難しい仕事に取り組んでいます。部屋の天井部分にある絵のあちこちで絵の具層がはがれています。この修復作業のために、部屋全体に足場を設け、訪問者が、同じ王妃の居室にある貴人の間から衛兵の間まで通り抜けられるよう、「トンネル」を作る必要がありました。修復工事は2010年2月まで続けられます。