ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂のサヴォヌリー絨毯の購入
Jan-2009
この絨毯は、1710年に祝別されたヴェルサイユの礼拝堂の内陣に飾られていた5枚の絨毯の中央の部分にあたるものです。ルイ14世が、サヴォヌリー工場に注文した絨毯です。内陣の最初の3枚は1726年に納品され、続く2枚は1728年に出来上がっています。絨毯の大きさはそれぞれ長さ9m30で、ほぼ正方形の3つの部分から構成されています。5枚の絨毯の合計の高さは22メートルを少し超えています。この絨毯の中央には、フランスの紋章の渦巻模様が表され、それを取り囲むように聖ミカエル騎士団と聖霊騎士団の首飾りが描かれ、その上には閉じられた王冠とその横には2つの開かれた翼、王の杖として正義の手と、王杖が斜め十字図形に配置されています。カルトゥーシュと呼ばれる渦巻き模様は、薄黄色の背景から浮き上がり、自然の花房と果実の飾りが両側にあしらわれています。この品質的にも、保存状態からしても例外的と言える絨毯は、おそらく総裁政府により売却されたと思え、1860年代にウィーンのロスチャイルド家のコレクションの一部として発見されました。
「主要文化財」として分類されているこの絨毯の購入は、トタル社のメセナ事業により可能となったものです。

